当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、ウィズコロナの下ながら個人消費や民間設備投資が戻るなど、各種政策の効果による景気持ち直しが見られる中、地政学的リスクの高まりによるサプライチェーンの混乱、エネルギーコスト及び原材料価格の高騰など、いまだ先行き不透明な状況で推移しております。
このような環境の中、当社グループはブライダル市場、ホテル市場及びウェルネス&リラクゼーション(W&R)市場における新たな価値の創造、高品質かつ魅力あふれる店舗づくりと付加価値の高いサービスの提供及び新型コロナウイルス感染症には万全の対策で取り組んでまいりました。
ホテル事業においては、段階的な渡航制限の解除から2023年3月には訪日外国人数が181万人(日本政府観光局「訪日外国人数(2023年3月推計値)」)と2019年3月比65.8%まで回復した影響から宿泊稼働率及び宿泊単価が上昇し、安定した状況で推移いたしました。また、婚礼事業及びホテル事業における婚礼施行件数においても、昨年まで頻発しておりましたコロナウイルス感染症の影響による延期等もほぼなくなり平時に戻りつつあります。しかしながら、婚礼施行単価においては戻りが停滞するなど、引き続き、先行きの見通しが難しい状況にあります。